昨日のフォークリフト講習では試験が行われ、物理の力学が出題された。
出題された力学のレベルなんて初歩の初歩。力のつり合い、力の合成・成分分解、摩擦力、モーメントくらい。
それも大学受験の参考書で言う例題レベル。それでも物理を勉強したことがない人がその日に理解するには難しい概念。
で今回、ハルマチは高校で物理を学んでいたため、ミスなく突破できた。
そして「物理を教えてくれた高校の先生」と「受験のために基礎固めした自分」に初めて感謝した。当時勉強してる時は意味分からんし、Fやらrやらmgやら記号ばっかで疲れるしで「自分の将来に絶対役に立たない」と思ってた。
けど今回、フォークリフトの試験という思わぬところでこの知識が役立ったわけだ。
それでふと、
『人生で経験したこと全ては巡りめぐって自分を助けてくれる』
そう悟ったわけよ。
「頑張って勉強した経験」
「ピアノに打ち込んだ経験」
「5年間引きこもっていた」なんてパッと考えてもなんの価値もないこと含め
全てに「その経験知識が役立つ時」はあるのだ。
勉強してきたから、人より事柄を理解しやすくわかりやすく教えられるようになれるし、ピアノを弾いてきたから他の楽器を早く習得できたり手先が器用になれる。
ニートでいたからこそ「あんな砂を噛むような虚無な毎日を過ごしたくない」と自発的に前のめりに取り組めるようになれる。
みんなも昔、大きな失敗を犯してしまったことがあると思う。
それは今でも後悔してるかい?
「あんな失敗、何でしたんだろう…」
なんて四六時中考えてるかい?
むしろ、「あんなことあったけど、今ではいい思い出」みたいに笑い飛ばせてるんじゃないかな。
成功した経験だけじゃなく、失敗だって君を助けてくれる。成功も失敗も、やる意味が見出せないことも、すべて自分を支えてくれる。
いつかきっと助けてくれる。
「フォークリフトの試験で物理を習った経験が役に立った」ハルマチみたいに。だから挑戦することを躊躇わなくていいんだ。できたら儲けもん。できなくても、いつか自分を助けてくれる財産になるのだから。
フォークリフトの免許も、期間工の経験も今は無価値なのかもしれない。だけどいつの日か自分を助けてくれる、と信じてる。
そう考えついたらあらゆることを経験するのにワクワクが止まらなくなった。
経験したすべてのことは巡り巡ってあなたの力になる
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